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記憶に残るラストゲーム!

 2021.12.12は今シーズンの最終戦、将監ビクトリー大会、気温14℃。最初に少し雨が降ったものの、12月としては寒くない日。忘れられない一日となった。

 第一試合は泉パークタウンスプリングスさんが相手。相手は、投手も含めて体の大きい選手が揃っている。試合になるか心配であったが、ここ最近の小野小jwの守りは堅い。きっと良い試合をしてくれると信じていた。

 初回、「れんたろう」選手が相手の速球に負けずにファウルで粘り、レフトへヒットを放ちチャンスを作ると、「けいすけ」選手のタイムリーヒットなどで3点を奪う。良くこのピッチャーからセンター前ヒットを打てたなと感心する内容だった。しかし、相手も強打者が並ぶ重量打線。長打の連続で2点返される。それでも、2死2塁のピンチからライト前に打たれた打球を、「そうま」選手が素早く前進してキャッチするとファーストに送球してライトゴロに!先週に続くビックプレーで相手の流れを断ち切る。

 2回表は、「ようすけ」選手が先頭打者。2球目に3塁線に良いファウルを打つ。体が大きく大人のような投手相手に、負けていない。いや、打ちそうな雰囲気に溢れていた。4球目に見事に強い打球で流し打ち、ここ最近の好調な打撃を今日も見せてくれた。

 2回裏も長打を打たれるが、右中間の打球に対し、「かずや」選手が外野手と2塁ベース間に直線状に入り、中継プレーに無駄がない動きで、打者をもう少しでアウトに出来そうな良いプレーがあった。このように、今日は長打を打たれても中継が崩れずに守ることができた。センター前に打たれても、「ようすけ」選手がセンターからファーストに送球し、記録はヒットとなったがタイミングはアウトだった。これも凄いプレーだった。

 3回表裏は両チームの投手が0点に抑え、4回の攻防で時間的に最終回だ。「りゅう」選手が四球で出塁すると、「そうま」選手が相手エラーを誘うバント攻撃。さらに、「ようすけ」選手の送りバントで1死2・3塁のチャンスを作る。打席には「こうし」選手がニッコリして打席に入る・・・度胸が良いなと思った。(^^)

 どうしても点が欲しかった。2球目にスクイズのサイン、相手投手の速球が高めに逸れた。それでも「こうし」選手は必死にバットにボールを当てファウルにした。その必死さが嬉しく思えた。その後は、"打て"のサインから3塁へ強い打球を打った。ランナーも挟まれWプレーとなってしまったが、小野小らしい攻撃が出来たと思えた。

 4回裏、「れんたろう」選手も良いピッチングではあったが、1点を取られ負けが確定した。サヨナラ負けと思ったが、失点率があるから3アウトまでやると大会開催側から伝えられた。投手交代も考えたが、最後の雄姿を目に焼き付けたかった。

 第一試合後に相手のコーチから声をかけられた。泉パークタウンさんは6年生を中心としたメンバーであったため、ここまで接戦になると思っていなかった旨の言葉であった。「来年以降も、恐れられるチームになりそうですね。良いチームですね。」と言われ、子供たちが誇らしかった。

 第二試合は、荒町体振野球部さんが相手。試合前、荒町さんのコーチからも声をかけられた。「ご無沙汰してます!」と。荒町さんは3年程前に、小野小グラウンドで一緒に練習したチームだ。最終戦で戦えることに何か縁を感じた。当時、「小野小さんはグラウンドが広くて良いですね、今度是非練習を一緒にさせてください」と言われたのがきっかけだった。荒町さんと小野小でコンビを組みキャッチボールをし、バッティングマシンを使って打ったことを昨日のように思い出す。「この子たち、投げた球を打ったことがないのです・・・」と心配しながら話していたが、「空振りでも良いからフリーバッティングしましょう!」と言って、子供たちも楽しそうにバットを振っていた。

 今シーズン最後の試合ということもあり、"全員試合に出したい"という気持ちと"最後に勝ちたい"という気持ちが交錯した。でも、ふとベンチをみると「おうた」選手が一生懸命にチームメイトを応援している。なんて気持ちの良い選手だと思った。「おうた」選手の打席が見たい、"全員試合に出す"ことに迷いは無くなった。「おうた」選手は打席に立ち、空振り1球、2球を見逃して三振に終わった。「しゅんと」選手は、四球で出塁したものの中途半端な走塁でアウトになった。「こうせい」選手は空振り三振して途中交代したが、ベンチで泣いていた・・・(^-^; それぞれ、課題があって良いじゃないか。これからもっともっと練習して上手になるはずだよ。

 試合は、「けいすけ」選手がピッチャーとして粘り強く投げた。4回裏をゼロに抑え、2対2の同点。試合時間が気になったが、最終戦だけに最後までやりたかった。すると、円陣を組んでいる時にタイマーの「ピピピ」という音が鳴った。すでに守備側が練習に入っているので、最終回まで出来る!心が躍った。

 5回表の攻撃は見せ場は無く0点、この時点で小野小の勝ちは無くなった。だが、本日の最大の見せ場はここからだった。相手1死1・3塁の場面、絶体絶命のピンチ。ここで、「たくと」選手が「けいすけ」選手に声をかけ、敬遠四球による満塁策をとった。ここは私の指示ではない。

 そして、1死満塁から、トリックプレーで2塁ランナーをアウトにした。小野小の戦術面があり、ここでは多くは語れないが、練習通りにアウトにできた。このトリックプレーも私の指示ではない。日頃から、「アウトに出来るランナーがいるぞ!」と千葉監督が考えてプレーするように指導していた。「たくと」選手・「なおや」選手は、自分たちで考え、ここぞという場面でアウトにしたのだ。千葉監督の指導がここで活きていた。しかし、ピンチはまだ続き、2死1・3塁。

 最後の場面、「けいすけ」選手の渾身の球も、相手打者にレフト前に運ばれた。相手ベンチはサヨナラ勝ちだ!という大歓声で盛り上がる。しかし、レフトにいた「なおや」選手は確実に狙っていた。全力でダッシュしてボールを掴むと、ファーストの「こうし」選手へ矢の送球、見事にレフトゴロを決めた。球場全体が一瞬静まり返り、逆に小野小ベンチが逆転サヨナラで優勝したかのように、大きく沸いたのであった。こうして、超ビックプレーで今シーズンのラストゲームを締めくくった。

 泉パークタウンスプリングスさん、荒町体振野球部さん、ありがとうございました。この素晴らしい2チームと最後に戦えて、とても良かったです。

 試合を終え、小野小で道具を部室に片付け、シャッターを降ろした。シャッターが一番下まで降りると、なぜだろう、寂しいものを感じた。6年生の息子が最終戦ということもあり、1つの区切りの日を迎えたのだろう。それにしても、子供たちは一丸となって野球をやっている良い雰囲気を感じる。

 

 今日も良い一日だった。

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