2021.11.21は黒川育成さよなら大会、気温16℃。風が無く気持ちの良い天気。一日を終え、寝る前に良かった場面を何回も思い出す、体は疲れているのに感覚的には疲れは感じていない、こんな日はそう多くはない。3試合を3連続完封勝利で優勝したこと。いや、優勝したことよりも、良かったことがたくさんあった。

　初戦は八幡原スポーツ少年団さんが相手。今季は一度も勝てていない強いチームだ。「れんたろう」選手を何ヵ月ぶりかで先発ピッチャーとして起用した。肘や肩のケガで投げたくても投げれない日が多く、我慢が続いていた。久しぶりの実戦でストライクが入るか不安であったが、結果としては快投であった。

「けいすけ」選手や「たくと」選手の好プレーがあり、「りゅう」選手のキャッチャーとしての好捕にも助けられ、見事な完封勝利であった。　試合後に千葉監督から声をかけられ、自分の耳を疑った。「れんたろう、ナイスピッチング！」と監督が言ったのであった。めったに褒めない監督が褒めた・・・録音しておけば良かった。(^^)

　2回表の攻撃では、「そうま」選手のヒットなどで2・3塁のチャンスを作ると「とうま」選手のポテンヒットで1点先制。さらに追加点後2死3塁から、「かずや」選手のセンター前クリーンヒットで3点を奪う。この3点目は非常に大きな点数となった。「そうま」選手と「かずや」選手はここ最近、急成長していると感じる・・・。子供たちは2回に3点を奪った後に雰囲気が変わり、勝ちへこだわる気迫を感じた。緊張感がある試合で、なんとか勝つことができ、子供たちは充実した顔になっていた。

　2試合目は、志田町スポーツ少年団さんが相手。6人しかいないということで、「こうし」選手・「おうた」選手・「こうせい」選手を助っ人として出した。ただ、なれ合いの中で試合をしては面白くないので真剣勝負をするように指示を出した。一方的な試合展開で小野小jwが勝利したが、真剣に勝負できた点では良かったと思う。「けいすけ」選手の完封勝利、「こうせい」選手の悔しそうな表情が印象として残った。

　2試合2勝で決勝戦へ進んだ小野小。この時点で13時30分、決勝戦まで昼食が40分しか取れない状況。急いでお昼ご飯を30分で食べ、試合前のアップへ。「お腹いたい～」という子供たちもいれば、試合前の整列に参加できずにトイレへ行く子も・・・相手チームは準備完了でいつでもOKという状態で、やや不利な状況で決勝戦のプレーボールがかかる。しかし、幸先よく3点先制すると、その後も追加点・追加点で点数が入り、投げては「食べたばっかりできつい～」と言いながらも「ようすけ」選手が見事に完封勝利。見事な優勝であった。

　優勝よりも価値があるもの・・・、それは試合中に3つありました。

　1つ目は、「とうま」選手の2ベースで盛り上がった場面。ここ最近、練習や試合になかなか参加できませんでしたが、「ガツン」という大きな打球音と共に、打球はレフト線へ。ベンチの子供たちはもちろん、父母全員から大きい拍手と声援が送られました。今日、一番盛り上がった場面ではないでしょうか。「とうま」選手も照れ笑いなのか、嬉しそうな表情でした。

　2つめは「そうま」選手。途中で代打で替えましたが、「代打送るね・・・」と声をかけると「はい、分かりました！」と快く返事してくれたのです。実は、一週間前の試合で代打で替えた時に、悔しくてベンチでうずくまっていました。野球はチームとしてやっているから、代わりに代打で出た選手を応援すること、そういう態度は取らないことを伝えていたのです。それを伝えたからといって、なかなかスグには変われないもの・・・でも、一週間で気持ちを入れ替え、「本当は出たい」という気持ちを抑え、快い返事をしてくれたことに素晴らしさを感じました。

　3つめは、勝ちにこだわり集中してプレーしたこと。一見すると地味なプレーではありますが、「なおや」選手へのレフトフライ、「ようすけ」選手へのセンターフライなどは一歩目の出だしが良かったからアウトに出来た。「けいすけ」選手へのサードゴロも変則的な打球で難しかったが、きちんと反応してアウトに出来た。「たくと」選手と「りゅう」選手は見事なグラブさばきでキャッチャーとして後ろに逸らさなかった。3連続完封勝利は、ピッチャーだけでなく、全員の集中した堅い守りで達成できたものだと感じました。

　最後に、今日はさよなら大会ということもあり、5年生以下の父母さんでいろいろ準備して頂きありがとうございました。6年生父母で野球をたくさん楽しむことが出来ました。来週以降は、気温がぐっと下がる予報ですが、残りの試合も全力で楽しみたいと思います。( ;∀;)